マットレスは、試し寝で購入してはいけない

マットレスは、試し寝で購入してはいけない

マットレスの試し寝について
マットレスは試し寝で購入してはいけません。
特に、腰痛や肩こりなどの対策にマットレスをお探しの場合
マットレスを試し寝で選ぶは危険です。

なぜ試し寝はいけないのか?
マットレス選びでの注意点や、試し寝での落とし穴などを
大阪 睡眠改善研究室の姿勢ドクターが解説します。

この他肩こり対策のオーダーメイド枕や
腰痛対策のマットレス関連ブログにつきましては
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またより詳しく、マットレスの関連ページとしては
こちらをご覧下さい。
腰痛対策マットレスの選び方
 

マットレスは試し寝で購入してはいけない


マットレスは試し寝で購入してはいけない
マットレス|試し寝では判断できない
マットレスは「試し寝」で購入してはいけない!
じゃあ、何で判断するの?、となりそうですが、今回はマットレスの「試し寝」での注意点や、逆にどの様にしてマットレスを選べば良いのか?など購入時の注意点を
大阪 睡眠改善研究室の姿勢DR監修の基、解説していきます。
 
よく寝具・家具店さんに行くと、ベッドがズラ~と並んでいてご自由に「試し寝」下さい。また「マットレスは試し寝してからでないと分かりませんよ」といった様な事を耳にします。
 
しかし同時に「試し寝」して購入したのに、腰や身体が痛い・・・という事もよく聞きます。「試し寝」までして購入したのにマットレスが合わない、が、何故起きるのか?
また、「試し寝」で判断できないなら何を基準にマットレスを選ぶのか?
など以下に続き解説していきます。
 
 
 

マットレスは「試し寝」しても良否判断が出来ない


マットレスの良否判断
マットレス|良否判断の難しさ
マットレスを「試し寝」して購入しないでの、理由の最たるものがご自身での良否判断が出来にくいからにあります。
 
というのも マットレスの良否判断は、基本的に「睡眠姿勢」にて判断するものになりますが
(*)詳細は【マットレスの選び方】をご覧下さい。
その姿勢判断は、姿勢知識が無いと中々、正しい判断が難しくなります。
 
姿勢判断の難しさは、日常生活等等の影響を受け、ある種の「クセ」の様なものでも大きく異なります。例えば立位姿勢などが分かりやすい例になりますが、意識のある日中に「そこで自然に立って」と言われると、問題無く立つ事が出来ます。が、「そこで身体への負担が少なくなる様に立って」と言われると急に難しくなります。
 
「負担の多い・少ない」って何??となるのが、一般的な感覚だと思います。
姿勢は、その方の自然な状態と理想的な状態とでは必ずしもイコールではありません。(というよりもほとんどの場合で異なっています。)
 
睡眠姿勢にも同じ事が言え、ただ単(自然)に寝た姿勢状態と、身体への負担が少なくなる様に寝た姿勢状態では大きく異なってしまいます。
 
マットレスの「試し寝」でご自身が判断できているのは、実は姿勢状態の良否判断では無く
硬さや感触などの素材の良否判断に過ぎません。また仮に姿勢を意識して「試し寝」しても、いつものお家での睡眠姿勢状態を基準に、沈み込むか・込まないか、の判断になってしまい、至的睡眠姿勢(身体への負担の少ない睡眠姿勢)を基準とした判断では無い為
実はあまりあてにならないのです。
 
マットレスを「試し寝」までして購入しようという方の場合、ほぼ何かしらのお悩み(腰痛・肩こりなど)をお持ちだと思いますが、実のその対策マットレスを購入しようとする方ほど、睡眠姿勢で判断しなければならず「試し寝」で判断してはいけないのです。

マットレス選びで抑えるべきポイント


マットレス|ポイント
マットレスの抑えるべきポイント
マットレス選びでのポイントについてですが、これはまず大前提に何の目的でマットレスをお探しか?によって大きく異なります。
というのも腰痛対策にマットレスをお探しの場合と、ただ漠然とマットレスをお探しの場合では、その対策方法が異なるからです。
 
ただどんな場合でも身体を楽にする為に、身体への影響を考えてマットレスをお探しの場合、とにかく大切になるのが睡眠姿勢を負担少なく安定させるという事です。極端な話、この睡眠姿勢さえ負担少なく安定するのあれば、素材や感触、価格・ブランド等は二の次でも問題ありません。
 
逆に、素材や感触、価格・ブランド等のカタログスペック中心でマットレスを選ぶと、ほぼ間違い無くマットレス選びは失敗します。
それ位に、睡眠姿勢への配慮は大切で、マットレス選びでまず真っ先に抑えるポイントになります。
 
これはマットレスの選び方にも記載がありますが、素材や感触、価格・ブランド等のカタログスペック中心の選び方は、身体を楽にしよう・腰痛対策マットレスにしようとお考えの場合、全くお薦めできません。
 
今回の「試し寝」でのマットレス購入をお薦めしないのとほぼ同義ですが、とにかく睡眠姿勢への配慮に欠けるからです。
 
大切なので繰り返しますが、マットレス選びで抑えるべきポイントは「睡眠姿勢への配慮」です。

マットレス購入時には、測定を推奨


マットレス|全身測定が大切
マットレスは全身測定が必要
睡眠姿勢の良否が、マットレスの良否を決める!
と言えるほどに、マットレス選びでは睡眠姿勢への配慮が大切になりますが
その睡眠姿勢の判断は、測定してみない事には分かりません。
 
睡眠姿勢をはじめ、姿勢・身体形状は個人差がかなり強く
例えばお尻の出っ張りの強い方と、背中の出っ張りの強い方では対策マットレスは、異なります。
 
また男女差などが顕著ですが、身長の違いでもマットレス対策は全く異なりますので
結局はその方の姿勢・身体を測定する必要があります。
 
測定方法としては主に
①全身と・局所
②機械か・手動か
により大きく異なります。
 
この中でも理想的なのは、全身の機械測定になります。
理由は、①からいきますと
全身と局所では言わずもがな、判断情報量が段違いです。
これはオーダーメイド枕などの場合によく見られますが、枕だから首から上を測定(局所測定)すればいいという訳では無く、睡眠姿勢を判断しなければいけません。
 
睡眠姿勢は全身バランスでの判断になりますので、特定箇所しか測定出来ない局所測定では少し問題があります。ましてマットレスとなると基本的に、身体の全てを乗せて使う物ですので全身測定でないと、判断はできません。
 
次に②の機械か手動かですが、これは測定機器の精度に関係してきますので機械測定を推奨します。手動測定ではどうしても数値・データ化が難しく客観性に乏しくなります。
睡眠姿勢を負担少なく整える事が測定の目的になりますので、数値・データ化できる客観性の高い測定機器のほうが精度が上がります。
 
ですので上記をまとめると、機械測定による全身測定が最適になります。
ただここでの注意点とすると、測定者の技量も大きく異なりますので、マットレス購入時には信頼できる測定者・販売店をお探し下さい。
 
マットレス選びは姿勢判断が付きまとうものですので、できれば姿勢・身体知識資格を持つ方をお探し下さい。(*)寝具関連の資格だけよりも、姿勢・身体関連資格も同時に修得している専門の方をお薦めします。

マットレスは「試し寝」で選ばないで


マットレスは試し寝で選ばないで
マットレス|試し寝|選んではいけない
マットレスは「試し寝」で選ばないで、をまとめると
マットレスで腰痛対策や身体を楽にする事を考えた場合、睡眠姿勢への配慮は欠かせなくなります。
 
マットレスの「試し寝」で確認しなくてはいけないのは本来、睡眠姿勢になります。が、睡眠姿勢の判断は基本的に客観視しないと良否判断は出来ず、「試し寝」で確認できるのは硬さや柔らかさなどの感触差や、短時間での寝心地差、また素材差などのカタログスペックでの違いの判断になりがちです。
マットレスの「試し寝」での判断を否定する理由はまさにここにあり、カタログスペックでの違いは、睡眠姿勢の良否とイコールではありません。
 
例えば近年では、高反発素材が着目を浴びていますが、前までは低反発でした。市場はどうしてもブームを作り、それを中心に「めちゃくちゃ良いですよ!」と宣伝しますが、メリット面ばかりに目を向けさせられてしまうので、デメリットには気付きにくくなります。
 
思い出してほしいのですが、低反発がブームの時は低反発が最高!!とやっていたのに、高反発がブームになると「今までの低反発では、ここが悪くて・・・その点、この高反発では・・・」とよく聞く宣伝文句になります。
将来的に何か新素材が着目され(宣伝され)、高反発のブームが終了すると、たぶん高反発素材も悪く言われてしまいます。
 
素材の良し悪しで判断するのでは無く
身体を楽にするマットレスの本質は睡眠姿勢にあることを留意し、判断しなければいけません。そしてその判断は、個人差が強い為測定を推奨します。
 
特にマットレスの「試し寝」では、どうしても販売員の方に売り手都合の素材説明・カタログスペック自慢をされてしまいますが、本質は睡眠姿勢にある事に注意して下さい。
 
捕捉になりますが、カタログスペック中心の選び方での注意点として
「耐圧分散性能」がありますが、これも気を付けなくては中々データ通りにはいきません。ご興味ある方は下記をご覧ください。

マットレスで腰痛対策




腰痛対策専用のマットレスについて
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